【Customer Success】back check 草野 博俊

【Customer Success】back check 草野 博俊

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草野 博俊(Hirotoshi Kusano) 株式会社ROXX backcheck事業部 カスタマーサクセス 責任者 2019年4月にbackcheck事業部の立ち上げのためROXXへ入社。 趣味はロードバイクとサウナ。年に1回長距離ライドしている(2020年は東京→広島)。

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履歴書では表現できないプロセスを伝えていきたいと思った

- まずはROXXに入社する前の話を教えてください。1社目で大手人材紹介会社に入社されたと聞きましたが、どういった経緯で入社されたのですか?

僕は、学生時から「時間」や「時」というものにについて興味があったのですが、この「時」の興味が人材紹介業界に入るキッカケでした。

実は高校3年生の頃、初めて哲学という学問に触れ、今自分が生きている時間や時の流れは何によって証明されるのだろうか、という抽象的な疑問を持ち始めたんです。

そして高校卒業後、法政大学哲学科に入学したのですが、当時選択したゼミで「時における点と線」という題材で議論をすることがありました。メイン議題としては就活の時期ということもあり、「履歴書」と「職務経歴書」についてでした。

その議題の中で気づいたことが、履歴書には「その過程で何をしてきたか」が書かれていない、つまり時間軸に置き換えると点の情報しかない、プロセスが不足している書類だと思ったんです。

同時に、例えば推薦入試のように、日々の努力の積み重ねを評価することでその先の選択肢を広げることができるような仕組みって実はすごく少ないんじゃないかと思いました。

自分自身、高校も大学も推薦入試を経て入学したので、社会人になった後、自分自身の今までの努力の証明はどうすればできるんだろうか、という不安と疑問を持つようになりました。

僕は日々コツコツ頑張るタイプなのですが、履歴書に「自分はコツコツ頑張るタイプです」と書いても地味ですし、その証明ってできないなと思い、自分の強みをどう表現したら良いのか、非常に悩みました。

でもそれって就職活動や転職活動においても同様のことが起きていると思ったんです。

例えば、履歴書や職務経歴書を元に面接を行う際に、ひとつ一つの経緯を伝えようとしても、うまくいかないという事象が起きているのではないかと思いました。

だから候補者の今までの頑張りを「点」ではなく「線」として伝えることができる人材紹介業界を選びました。人材紹介事業に関わることで候補者の自己表現のサポートをして、幸せな転職支援をしたい、と思ったことがキッカケです。

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本来は曲がっているはずのストーリーを真っ直ぐにする力学に疑問を抱いた

数年間、人材紹介事業に関わらせていただきましたが、実際に求められていたことは「候補者のありのままを伝えること」ではないというのが現実でした。

面接のために書類を綺麗に整え、候補者に対して「もっとこういう転職理由の方が良い」「志望動機はこういう内容の方が良い」というアドバイスをすることで、履歴書に書いてある「点」を起点に無理に作っていたと思います。

転職活動において企業に評価される候補者は、企業のペルソナとマッチしているか、加えてそこを志望する上で一貫性があるかないかです。そこに候補者の考えを寄せていくという作業を行っていく過程で、「本当にこれは自分がやりたいと思っていたことなのか」と疑問を持つようになりました。

- 人材業界に対してのジレンマを感じている中で、どういった経緯でROXXに入社されたのですか?

知り合いからの紹介でROXXに出会い話を聞きに行ったんです。

そこで当時面接官だった近藤さん(現:agent bank マーケティングマネージャー)に「今草野くんは何をやりたいの?」と聞かれました。

率直に当時思っていた人材業界に対する課題感を伝え、採用後のミスマッチを減らすために候補者のありのままの状態を前向きに発信していく構造を作りたいという話や、求職者の入社後の活躍までフォローしたいという話をしたところ、「それ、まさに今やろうとしていることなんだけど...」と言われたんです。

実は、当時β版としてローンチしたばかりのback checkを中嶋さんが一人で営業していたのですが、その事業立ち上げメンバーとして中嶋さん配下のポジションが僕の面接の1週間前に開いたんです。これはもう運命だと思ってROXXに入社することを決めました(笑)

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変化のスピードが早いからこそ、1ヶ月前の成功体験に囚われていると減衰してしまう

- ROXXという会社の魅力はどんなところでしょうか?

事業の成長に伴って新しいことにどんどんチャレンジしていけるというのが魅力だと思います。

例えば、去年までは「目の前のお客様のためになっているかどうか」というところを見ていたのですが、今は「1年後を考えた時に本当にお客様のためになっているかどうか」というところを見ているため全ての行動が変わりました。

昨年までは目先の数字を追いかけることもありましたが、今は年単位の計画から逆算した動きになっているので、個人の感覚やマンパワーに頼ることなくお客様の要望やリファレンスレポートの内容などを分析して、昨年よりもデータドリブンな意思決定とプロダクトの最適化をしていくことが必要になっています。

また、競合も増えてきているので「リファレンスがあたり前になった世界でback checkって必要なんだっけ」という、より高度な視点も必要になってきています。

前職で人材紹介業をやっていた時は、決まったルーチンの中で精度高く仕上げていくことが求められていましたが、今は何もないところからストーリーを作っていくことが求められるので自分の性格的にもこの会社の文化は合っていると感じています。

- ROXXで働く大変さについて教えていただけますか?

コンフォートゾーンに居続けられないという大変さはあると思います。

事業が成長を続けているからこそ、自分自身もそのフェーズ毎に変化していく必要があります。そして、その変化のスピードが早いので、切り替えがすごく大事になります。

例えば僕の場合、自分がマネージャーになった当初、なかなか数字が上がらないメンバーがいると、マネージャーとして商談に同席して自分がメンバーをフォローするということをしていたんです。しかし、ROXXでは数字を上げるのはメンバーの仕事です。

僕はリーダーだった時、シンプルに目の前のお客さんのためになることをやっていたのですが、ROXXのマネージャーに求められる仕事は、メンバーや事業の数値管理というよりも、マネージャーが同席をしなくてもメンバーが数字を上げることができるような再現性の高い仕組みを作ることです。

さらに、事業の価値を高められるかどうかや、個人ではなくチームとしての強さという部分を考える力が必要になってきます。自分自身もプレイヤーの経験があるからこそ、今でもたまにメンバーの仕事をやりたくなってしまうことがあるのですが、変化のスピードが早いからこそROXXでは1ヶ月前の成功体験に囚われていると減衰してしまいます。

中嶋さんの口癖で「理想から考えろ」という言葉があるのですが、役割は違えど僕たちの日々の行動のひとつ一つは常に理想から逆算した行動である必要があります。

「先週と今週で事業の価値がどれくらい上がったか」という質問に対して明確に答えられるような状態を求められているので、常に新しい価値を作り続けることと、成長していく過程で自分自身の考え方から行動までを柔軟に変え続けていくことは必要になるかと思います。

全うに頑張ってきた人たちが報われる社会を作るために、採用のあり方を変えたい

- 今後ROXXで成し遂げたいことはありますか?

日本においてリファレンスの文化をつくること。ただ、それだけです。

リファレンスについてはまだまだネガティブなイメージが多いと思うのですが、採用におけるミスマッチを減らすためには不可欠なものであると思っています。

海外では当たり前に行われているリファレンスチェックが日本ではネガティブ視されている理由は雇用の流動性や転職への考え方によるものです。まだまだ日本では、転職=悪、隠すべきもの、というイメージが強いため、現職や前職の上司や同僚に相談すること自体も憚れるという方が多いのが現状です。

その中で僕が日本でもリファレンスが必要だと思うのは、嘘をついているかどうかということよりも、共に働いた方からの評価を可視化でき、自分自身の理解を深めてもらうことができるという部分において客観的な情報であるリファレンスはとても有効な手段です。

つまり、単純に悪い人を追い払うためのツールということではなく、その人のネガティブな部分も開示された状態で、採用の意思決定をすることが採用におけるミスマッチをなくすためには必要だと思うんです。

これは言い方を変えると、全うに頑張ってきた人達がちゃんと評価されるためのツールでもあると思っています。誰もがわかるような履歴書や職務経歴書に書いてある際立った実績や成果だけではなく、日々コツコツ頑張ってきたプロセスもリファレンスを取ることで評価することができます。

だから僕はリファレンスの文化を作ることは決してネガティブなことではなく、ある意味日本においては普通の人たちがちゃんと評価され、採用ミスマッチを仕組みから変えることのできるためのツールであると思っています。

リファレンスが文化になるまでは、まだまだ超えなければならない壁がたくさんありますが、今僕がいるカスタマーサクセスでは、この新しい仕組みを取り入れたことによるお客さんからの変化や気づきをリアルに感じることができます。

こういった声のひとつ一つがリファレンス文化を作るためには重要な糧となっているので、これからもコツコツと頑張っていきたいと思っています!

ーーーーー 草野さん、ありがとうございました!

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